振り返り〜非モテコミット〜
- 2015/08/23
- 22:30
2月に初即を達成し彼女化したA子。
ナンパ師としては甘っちょろいのだと思うのだが、ボクはナンパを休止した。
彼女を作る事がナンパの目的だったからだ。
20歳にしては恋愛経験もあるほうなのに、とてもピュアないい子。
その時は客観的に見ても嫌な部分が殆どなかった。
今思うと、女は本当に好きな男の前では自覚無しで猫を被るんだろう。
そしてピュア=馬鹿でもあるんだと思う。
学習能力がないから恋愛経験が豊富でもピュアで居られるのだ。
学習能力の無さは、つき合っている日数が増えるほど凄く実感した。
とりあえず最初の一ヶ月〜二ヶ月は彼女を振り回すことに専念した。
心を鬼にして。
振り回せば振り回すほど彼女はボクを愛してくれた。
ボクの一言一句に彼女は喜び、涙し、怒り、笑顔になった。
3ヶ月ほど経って、ボクは仕事が忙しくなってしまい全く外に出られない生活になってしまった。
もちろん電話をしたり、彼女はあいにきてくれるが、
思った様にメンテナンスできないことがストレスになっていた。
そんなボクを愛してくれる彼女にボクは甘えてしまった。
そう、非モテコミットしてしまったのだ。
※非モテコミットとは…
一人の女を大事にしすぎて、最終的に女からキモがられること。
この時から彼女は徐々にわがままになり始めていた。
彼女はボクが仕事で家から出られないのを良い事に、
初めて行った銀座バーでナンパされて、連絡先を教えてしまったらしい。
しかも複数。
そんな事が何度か続き、ボクはまた辞めていたナンパをこっそり再開していた。
彼女のワガママや嘘にボクは彼女を信頼出来なくなってしまったからだ。
彼女の行動が理解出来ずこっそり携帯のバックアップをとって中身を見たりもした。
そこにはボクが気まぐれで送った愛のメッセージがスクリーンショットでいくつも保存されていた。
彼女の友達にボクの惚気話をしているメッセージもあった。
ボクは理解出来なかった。大好きな人が居てもなお、その人を裏切るような事をしてしまう彼女を。
度々話し合ったが、彼女は「あまり他人の気持ちを考えたりすることができず悩んでいる」と言っていた。
彼女の家庭環境がそうさせたとも思えるし、そもそもの能力的な部分でそうなのかもしれない。
恐らく軽いアスペルガーだった。
自分には頑張っても結果がまったく出ないという経験をしたことがなかった。
彼女は頑張っても何も変わらないことが多々あった。
ボクは彼女と向き合うことから逃げてしまった。
そして半年後ボクは彼女に別れを告げた。
彼女は過呼吸になり泣き喚き、分かれたくない。なんでもするといった。
辛かった。短い人生のなかで一番長い彼女だった。
若いからピュアな子だっただけで、結局は即系だったのかもしれない。
ボクはこれからも彼女の人生を見守ることにした。
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